ベトナムから来た外国人実習生、男子8名、女子3名の定期的な生活指導を行っています。

非常に真面目で仕事に取り組む姿勢も凄く良いのですが、文化の違いや慣れによって起ってしまう事を

予防するために指導を継続的に行っていく必要を感じます。

20代半ばの子達ですので、生活指導するべき事項は、どこの国の人でも同じだと思いますが、文化の

違いにより起る事が驚く事も多々あります。

今回は特にエビデンス(服装や清潔感。髭が剃ってあるか。など)を指導しました。一部の人は事務所に

来るのにサンダルで来ました。

ベトナムではサンダルは正装になりますが日本では正装にならない事を学校で習っているので知っています。

慣れたのか弛んでしまったのかわかりませんが、その様な出来事を注意深く観察し指導する事が重要です。

また、文化の違いの様なのですが先輩後輩の概念が無い事も私達には混乱を起こさせます。

現場で作業を行っていると後輩が先輩に指示をして作業を行わせている事も多々ありますし、給与明細を皆で

見せ合ったり酷い時には勝手に人の明細を見てしまうのです。

流石に人の明細を断りなしに見ていた時は現場責任者が強く指導をした様なのですが見た本人と見られた人

は最後まで何故指導されたか理解をする事が出来なかったようです。どうしても皆が平等だと言う意識?

文化?が強くあるようです。

ただし日本に来ているので日本の文化(考え)で仕事をしてもらう必要があります。

歩み寄れる部分は歩み寄りますが変えてはならない事はしっかりと伝え理解してもらえるまで言い続ける

ことにしています。ここ数回の指導では受入機関から通訳を呼んで出席して頂き日本語とベトナム語で伝え

理解できるまで伝えるようにしています。

そして通訳さんにも文化の違いの確認を行います。上下関係も強すぎると問題は発生するでしょうが平等も

強すぎると私達は混乱が起っていまう事は事実としてあります。

これからも色々と起るのでしょうが一生懸命に真面目に働いている子達を尊敬しています。

また時間が経つのは早く1期性は来年卒業となります。凄く寂しい気持ちになります。11月には卒業後に

入ってもらう方の採用面接にベトナムまで行ってきます。