すこし前の話になりますが当社の顧問から依頼を頂き和歌山のスーパーへ清掃の提案をしてきました。顧問は現在数社の経営指導を行っておりスーパーを始め色々な業種での素晴らしい実績がある方です。当社は私の父が経営を行っていた時より毎月お会いさせて頂いていますが、もともとは顧問が上場しているスーパーの店長をされていた時に店舗清掃を担当していたのが当社だったのがご縁の始まりでした。先代の社長の考え方を気に入って頂いた事がきっかけとなり長いお付き合いをさせて頂いております。

 

私が顧問を尊敬するのは改革を行うときに部分対応をするのでは無く根本的な改革を行うのが非常に素晴らしく尊敬をしております。そして顧問の言葉で「徹底して行うと細部にいる神様が微笑んでくれる」「厳しさの中に楽しさをみつける」という言葉が大好きです。

 

そんな顧問より一度訪問してクリンリネスの提案をして欲しいと言って頂いたので行ってまいりました。ただの床を綺麗にするだけの提案でしたら30分もあれば十分なのですが気づけば3時間ほど話をしていました。担当して頂いたのは二代目社長・40代経営歴3年目の社長でした。提案の中で私達が床をピカピカにすると同時に従業員様も一緒に清掃に参加をして頂ける企画をされた方が良いと思っている事を伝えました。

そうしないと店舗を綺麗にするのは業者の仕事で私達は関係無い。綺麗にするなら費用をかけて業者にお願いすれば良いと思う方が増えてしまいまい、そうなると再度教育して日々の清掃を行ってもらおうと思っても難しくなってしまうからです。スーパーでお仕事される方々は品出しなどで日々の業務が忙しく清掃に手が回らない事もあると思うのですが1日最低5分でも、また営業時間中に移動していて葉物が落ちていたら拾うなどのクリンリネスに意識を向ける事は重要ではないかとお話させて頂きました。

社長は従業員に言っているのにゴミが落ちても拾わないと言われていたので、なおさら企画する事が必要だと感じました。そしてクリンリネスで一番大切なのは日々来店して頂けるお客様に気持ちよく買い物をして頂く事です。私たち業者が清掃に入るのは良くても月1回しか入りません。それよりも従業員の方々が日々すこしづつでも美観に意識を向けて頂く事が大切だと感じます。そんな従業員の姿勢を買い物に来て頂くお客様は感じるものだと伝えさせて頂きました。そして社長が設備が古いと話されてもいたのですが「古いと汚い」は一緒ではなく「古くても綺麗」が一番素敵だと思っている事も伝えさせて頂きました。