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間違った剪定をすると、松は不格好になったり、弱ってしまったりします。
どの芽を残すかで松の形を決めます。
ほんの少しの選び方の違いが、松のかっこよさを左右します。
剪定ひとつで、松の魅力はぐっと増します。
失敗を避けるためにも、ぜひ庭クイックにお任せください！

・よくある失敗と対処法
失敗例：マツは、葉を残さずに枝の途中を剪定すると、その枝は枯れます。
対処法ポイント：樹形をきれいに保つための枝を残して、混んでいる葉を透かし剪定します。

■真夏（7～8月）
→ 弱りやすく・枯れ込みの原因になります

■春先（3～4月）に強剪定
→ 芽が出なくなることあります

■クロマツ（庭で一番多い）
5～6月：みどり摘み
11～12月：本剪定
※最も管理しやすいマツ

■アカマツ
基本はクロマツと同じ
ただし 切りすぎ注意（やや繊細）

■ゴヨウマツ（五葉松）
みどり摘みは控えめ
本剪定中心（秋～冬）

春～初夏（5月下旬～6月）

★みどり摘み（芽摘み）

【目的】
・枝を増やし、形を整える
・樹形をコンパクトに保つ

【やり方】
・新しく伸びた柔らかい芽（みどり）を指で半分～2/3ほど折り取る
・ハサミは基本使いません

【重要ポイント】
・早すぎる（4月）と弱る
・遅すぎる（7月以降）と効果が落ちる

秋～冬（10月下旬～2月）

★本剪定（古葉取り（もみあげ）・枝透かし）

【目的】
・風通しを良くする
・病害虫予防
・冬の姿を整える

【やり方】
・古い葉（2年以上の葉）を手で抜く
・混み合った枝・不要枝を剪定
・内向き枝・下向き枝を整理

※ 一番多いのは 11～12月

こちらのクロマツの本剪定作業を実施いたします。
毎年剪定作業を行っているので、樹形がきれいに保たれています。
マツは2～3年、何も剪定しないと枝が茂り過ぎてしまいます。
一度樹形が乱れたマツを元のきれいな樹形に戻すには、2～3年時間を要します。

このように既に樹形がきれいに仕立てられているマツについては、枝下から古い茶色の葉を手で振るい落とします。
そして混んでいる葉の部分を剪定し透かします。
葉がない箇所で剪定するとその枝は枯れてしまいます。
樹形と枝葉の混み具合を見ながら丁寧に慎重に剪定します。
マツの上部から下部に向けて剪定していきます。
時間と手間がかかります。
樹高が高いマツや、葉張りが大きなマツについては、1本剪定するのに丸1日時間がかかります。

樹形を保ちつつ、枝葉が混んでいる部分を透かし剪定しました。
年2回、定期的に剪定を実施することにより、1年を通してきれいな樹形を保つことができます。
定期的な剪定をオススメいたします。