最近、よく聞かれます。
「なぜ、わざわざインドネシアまで面接に行くのですか?」
実は以前、リモートで面接を行ったこともありました。ですが、どうしても「リアルで会う」必要を感じたのです。
面接者本人の表情、仕草、言葉の裏にある空気感。画面越しではわからないことが、直接会うと一瞬で伝わってくる。それを無視するわけにはいきませんでした。
今回は社員も同行させます。彼らにも、インドネシアという国を、自分の目で見て、肌で感じてほしいからです。面接を受ける若者たちが、どんな環境で育ち、どんな街で暮らし、どんな家族と一緒に生活してきたのか。できれば親御さんにも会い、家庭にも足を運ぶ予定です。
インドネシアには、素晴らしい観光地も数多くあります。しかし、観光が目的ではありません。
面接者のため。
そして、社員自身の経験値を高めるために、現地に行くのです。
日本と海外を比べて
日本の治安も、最近は少しずつ悪くなってきたとは言われますが、まだまだ平和な国です。
それに対して、私たちがこれまで訪れてきた国――ベトナム、ミャンマー、そして今回はネパール。どの国にも共通して感じるのは、「生きること」へのものすごい熱量です。
生きることに真正面から向き合っている。
生き抜こうとするエネルギーが、あふれている。
この熱量を、現地で肌で感じることは、社員にとってかけがえのない経験になります。単に面接をして人を採用するだけではありません。
彼らの「生きる力」に触れることで、私たち自身の働き方、考え方もまた、変わっていくのです。
だから、私は今回も現地に行くことを決めました。