先日、当社の中村樹木医がとある保育園に伺い、園のシンボルツリーの診断を行いました。

園長先生をはじめ、保育士の先生方7、8人が集まるなか、中村樹木医が、まずお伝えしたのは——

「この木、切る必要はありません!」

この言葉に、先生方全員が

「よかったー!!!!!」と大きな安堵の声を上げられたそうです。

実は、保護者の方々からも

「木を切らないでほしい」という声が多数寄せられていたとのこと。

樹木医は、木の健康状態を10分ほどかけて丁寧に確認し、伐採の必要がないこと、そして今後の管理で注意すべき点とその対策についてしっかりとご説明しました。

園長先生や担当の先生方には、診断に使用した道具にも実際に触れていただき、腐った根の感触を体験してもらうなど、現場にいる皆さんにも木の状態を体感してもらう工夫を凝らしていました。

また、隣に植えられている2、3本の木も合わせて診断を行い、特に大きな問題はなかったとのことです。

ただ、今回は足場を組む工事の都合で、どうしても切らざるを得ない大枝が1本見つかり、そのリスクと必要性についても丁寧にご説明。あわせて、今後の管理方法についてもアドバイスを行いました。

子どもたちや保護者の皆さんにとって大切な木を、これからも守っていけるよう、引き続きサポートしていきます。