ヤハズエンドウ・・・一般にはカラスノエンドウと呼ばれています。

この時期、この植物たちは既に種を作り、晴れた日に弾けて種を飛ばします。

お庭や河原、公園などで、耳を澄ましてみてください。

晴れてカラッとした日、パチン!パチン!と軽やかにはぜる音がすれば、きっとそれはカラスノエンドウの種です。

観察ポイントはその音だけではありません。

はぜた後のサヤの形も、面白いですよ!

【はぜる前のサヤ↓】

 

【はぜた後のサヤ↓】

よく見ると、サヤをくるりとひねっています。

 

種をより遠くへ飛ばそうという、植物の戦略です。

長い年月を経て彼らが獲得したこういう姿形が、バイオメカニクスの研究に活用され、私たちの生活にも活用されるのですね!

 

樹木医・中村