前回の合宿時に社員の話し合いの中で作業中の現場や作業後のお客様を積極的に訪問しようとなったので私も作業現場やお客様を訪問する事を決め4月からまわり始めることにしました。

現場訪問をすると職人が椿の剪定をしておりました。椿の剪定とは基本中の基本となる木だそうです。

作業中の職人に色々と質問をしていくと、私が想像していた以上に剪定には技術が必要だということを痛感しました。どこに剪みを入れるかで仕上がりの美しさや椿の元気さが変わることを知りました。

確かに職人の手が入って仕上がった椿は凄く美しい仕上がりで気のせいか生き生きとして見えるのでした。悪い例と良い例も教えて頂いたのですが、見た目は大きな差があるようには見えないのですが悪い例ですと見栄えも悪いですし、その切った場所が枯れてしまうそうです。

確かに以前に剪定した場所が枯れてしまっている枝もありましたが、その様な枝も丁寧に剪定していきました。手間はかかるのですが、手際が良く適切な場所で剪定できるには最低3年は必要といわれています。最近では半年から1年で一人前のようになっている職人も多くいますが当社の職人は年齢は若いですが年数を重ね鍛錬された職人だと改めて感じました。

ちなみに当社では半年から1年は剪定らしい剪定を行うことは少なくサブ的な剪定と清掃を中心に行っています。時代にはマッチしていないとは思いますが、その下積み期間も非常に大事だと思い大切にしています。

あとは私の目からみたとき環境整備や細かな点検を行っていることもあり職人が気づかない部分の多くを気づくこともありました。私の目線はお客様目線に近いとも感じましたので、最後の清掃や細かな部分は今後改めて伝えていく事にしています。

職人の素晴らしい技術と環境整備でつちかった細かな気づける感性があれば今以上にお客様に喜んでいただけるだろうと感じました。