年二回ほど発生するチャドクガですが今年は大量発生しているお庭が多いようです。
一般的には、6月・8月下旬~9月上旬頃の年二回発生すると言われておりますが温暖化の影響でしょうか、年々発生時期が早く期間も長くなっているようです。
一度発生してしまうと毎年発生してしまうとも言われております。チャドクガは、消毒や剪除にて虫自体は駆除することはできますが、厄介なことにチャドクガが残した毒針毛が風で浮遊などをし、付着箇所所に触れただけでも刺されてしまうことがあります。
敏感な方は、そばを通っただけで刺されてしまうこともございますので注意が必要です。
※チャドクガの死骸でも刺されてしまいます。

消毒・剪除を行った後もしばらくの間は発生個所に近寄らないことをお勧めいたします。
近寄る際は、肌の露出がない服装で使い捨てビニール手袋などをしてください。
この時使用した洋服は、他の物と一緒に洗濯せず、単独でのお洗濯をお勧めいたします。

チャドクガが付きやすい樹木は、ツバキ科の木です。
ツバキ・サザンカ・シャラ・夏ツバキ・お茶の木などです。
近年、これらの木以外にも発生している事が見受けられます。

【予防策】
・樹木は剪定をして、風通しよく虫が付きづらい環境にする。
・発生時期の前(5月頃)から予防の為の消毒をする。
消毒の効き目は約1ヵ月ほどです。
雨や風が多い時期は薬剤が流れてしまい効き目は短くなります。

これから樹木を植える事を考えている方は、その樹木がかかりやすい病気や付く害虫などを理解し選んでほしいと思います。
十分理解をしていただき、その樹木を存分に可愛がり楽しんで欲しいと思います。